【みなかみ町の道の駅「水紀行館」 手軽に気軽に楽しむ方法〜厳選7つのおススメ】
車で移動する方には、とても便利で&旅の楽しみの一つ、ともいえるのがご当地の道の駅。旧水上町(=合併後「みなかみ町」になる前)エリア唯一の道の駅が「水紀行館」。ここは群馬県最北端の道の駅なことも手伝って、土曜日・祝日や連休になると車でいっぱいになるほどの人気のスポットです。
【便利な水紀行館へのアクセス】
水紀行館は、国道291号線に面していて、水上エリアへのお出掛けでは必ず通る場所、といってもいいほど便利な場所に位置しています。関越高速道・水上ICを降りて谷川岳方面に向かえば、インターを降りて5分もしないうちに水紀行館の看板が右側に見えてきます。
(電車でのアクセス方法)
JR上越線で「水上駅」下車→水上駅から温泉街方面へ(=水上駅を背にして、左方向に進む)約20分(徒歩)→スーパーサンモールを通り越すと到着
【ユニークな道の駅】
普通「道の駅」と聞くと、地元の野菜や特産品を購入できる場所、というイメージを思い浮かべる方も多いかもしれません。実際にこの「水紀行館」はそのイメージ通り、地元の農産物やお土産を買えるコーナーもありますが、それだけではありません。自然豊かなみなかみにある道の駅らしく、自然に触れたり楽しんだりすることができる、みなかみらしい道の駅です。宿泊の方はもちろん、日帰りでみなかみエリアにお出掛けの方にも、ぜひ立ち寄っていただきたいスポット。今回は、そんな魅力たっぷりの道の駅「水紀行館」の楽しみ方を厳選してお届けします!
■足湯
少し前に世間でポピュラーになった「足湯」。履物と靴下を脱げばそのままチャポンと利用できる足湯は、温泉を気軽に楽しめる施設ですね。その足湯が水紀行館エリアにも設置されています。
まず嬉しいのがそのサイズ。結構大き目の足湯で、よくある足湯は多くても5~10人くらいの大きさが普通ですが、こちらの足湯は20人以上が並んで利用できるほどの大きさです。混雑時でも、割と余裕をもって休足できたりします。
次に嬉しいのが足湯からの眺め。利根川に沿った造りで、一列に並んで利根川の眺めを楽しみながら足湯できるのがとても気持ちいいです。
そして何といっても嬉しいのが、無料であること。「無料」という響きにそそられる方も多いのでは? ただし無料なので仕方ないことですが、タオルなどの用意はありませんので、足湯から上がった足を拭けるタオルのようなものはご持参されることをお勧めします。
(冬期間は閉鎖となり、ご利用できなくなります)
■清流公園
次におススメするのが、水紀行館のすぐ横にある清流公園。利根川沿いに設けられたこのエリアは、駐車場から歩いて行ける所にあって、とても開放的で気持ちのいい場所です。ゆったり散歩をしたり、腰かけて川を眺めたり、水に触れながら戯れることもできるので、特に夏場、天気のいい日は家族連れの方にとても喜ばれることでしょう。
またグリーンシーズン限定になりますが、目の前に利根川が流れているので、しばらく時間を過ごす中では、アウトドアアクテビティ「ラフティング」のボートが行きかうのに 遭遇できるかもしれません。
そしてこのエリアは、現在工事を行っており、数年かけて更にここならではの魅力をさらにブラッシュアップし、整備していく計画が進行中(2021年現在)。その中には、キッチンカーなどを置いてお子さんから大人まで幅広い世代の人に楽しんでいただけるような、ワクワクするような取り組みも計画されているそう。ぜひ何度も足を運んでいただき、数か年かける計画が形になっていくところをその目でご覧ください。
■売店スペース:「満店横丁」
定番といえば定番ですが、道の駅にある「地元ならではの物産が買えるエリア」。地元農産物だけでなく、民芸・工芸品や地元産の観光土産の品揃えが充実しています。夏にはエリアで収穫された野菜が所せましと並び、秋にはみなかみならではのフレッシュなりんごを買うことができます。乾燥キノコは1年を通じて販売。とにかく特に何か買う目的なく店内を冷やかしながら歩くだけでも楽しいスペースです。
特に丸須製菓さんのお饅頭「仙ノ倉万太郎」と瀧澤酒店さんの自家製漬物「たにがわ漬け」はなかや旅館社長の同級生が経営しているお店だそうなので、「これらの商品をちょっと贔屓して、お買い上げください」とのことでした。
■軽食コーナー:水の故郷「ふぁーすとふーど」
簡単な軽食の用意がある軽食コーナー。でもこの水紀行館ならではのローカルな味わいを楽しむことができます。日帰りの方の軽いお昼ごはんという形はもちろん、お泊りでご来訪の方が、「1日目のお昼は軽くしたい」とか、泊まった翌日「朝ごはんシッカリ食べたから、お昼は軽くていいかも」などという方には、ぴったりのコーナーです。
◎ダムカレー(アーチ)
2006年に当時の水上温泉旅館協同組合青年部が中心となって企画したプロジェクトで、2009年に完成したみなかみの「ダムカレー」。「みなかみならではの名物を♪」という想いから、このプロジェクトは動き出しました。会議を重ねること数十回、その中で
「命の源『水』、そしてみなかみ町の豊かな『自然』に注目していただきたい」
・・・そんな想いが凝縮され、「みなかみダムカレー」は生まれたのだそう。
みなかみダムカレーはライスをダム、カレールーをダム湖に見立て、形と味の両方を楽しめるようになっています。水紀行館内のコーナーで楽しめるのは「アーチ式ダム」スタイルで、ご飯は中盛のボリューム。この「アーチ式」とは、様々あるダムの形の中でも、最も美しいといわれる形式で、みなかみ町内では利根川最上流の八木沢ダムがこのアーチ式となっており、アーチ式ダムカレーはこの八木沢ダムをモチーフに作成されています。
現在みなかみエリアでダムカレーが楽しめるのは、限られた店舗となっており、実は意外にレアな食べ物だったりする実情も。レギュラーメニューでダムカレーを楽しむならば、このスポットが一番おススメです!食べるときは「ダム放流!」の掛け声で!
◎もつ煮定食
実は群馬県のソウルフードでもある「もつ煮」・・・最も有名なのは、国道17号線沿いにある「永井食堂」さんのもつ煮ですが、ぜひ群馬・みなかみを訪れた際には県外のお客様にも味わっていただきたい一品です。
今回ご紹介の「もつ煮定食」は、当なかや旅館がある湯桧曽(ゆびそ)地域で作られている、本当に「地元の味」。味わいは永井食堂さん風な正統派なテイスト=味わいは味噌ベースでガツンとはっきりしょっぱ目で、ニンニクなどのスパイスも利いています。柔らかく煮上がったもつに群馬名物のこんにゃくも入って、ご飯が進む味です。
少しお行儀が悪いですが、「もつ煮を汁ごとご飯にかけて、どんぶり風にして食べるのがサイコウだ」とは当館社長の弁。その際ご飯に掛けるもつ煮の汁は少し控えめに♪
◎アップルパイ
「みなかみならではのスイーツが食べたい」という方にお勧めなのが、アップルパイ。これは町内の阿部リンゴ園さんのアップルパイです。こちらのお店は観光客だけでなく、地元の方にも愛されているお店で、本当にたっぷり=「リンゴが丸ごと一つ分入っているのでは!?」と思われるほどのリンゴが豊富に使われています。なかなかボリューミーで豪華なアップルパイ・・・パイ生地とリンゴのハーモニーがたまらない!そんな美味しさです。「デザートに地元産の何かを」とか「ガッツリ食事はいいから、軽く甘いものでも」という方にぜひおススメの逸品です。
■クライミングウォール
「クライミングウォール」・・・横文字ですが、日本語にすれば「壁登り」あるいは「登り壁」ということですね。写真のようにコンクリートの壁に手を引っ掛ける部分がランダムに設置されており、これを伝って(つたって)壁を登っていく、というアクティビティです。「壁を伝って登る」という実に単純な楽しみですが、これが案外ハマってしまうお子様が続出だったりします!
有料のコーナーであり、またインストラクターが不在の時は利用することができませんが、初心者から上級者まで楽しめるようになっており、その難易度は地元みなかみの山岳警備隊の方たちの訓練にも利用されているほどです。
この設備が道の駅に設置されているのは大変珍しく、連休などの繁忙期にはかなりの混雑=待ち時間となりますので「絶対やる!」という方は、水紀行館エリアに来場したら、真っ先に受付を済ませることをお勧めします。
■群馬県唯一の水族館「水産学習館」
こちらは有料のエリアとなっており、海なし県・群馬にある唯一の水族館といっても、非常に地味な施設なので、強くお勧めできるほどではないのですが、それでもその中にあって強く押したいのは「ドクターフィッシュ」のコーナー。足でなく手を入れて、手の角質を取ってもらう体験コーナーです。
ドクターフィッシュ体験の際、注意としては「体験前に手を洗うこと」だそうです。手にクリームや虫よけなどの薬品が付いたままだと、おさかなサンの命に係わるアクシデントにもなってしまうそう。いろいろ気になる今のご時世(※2021年9月時点)ですが、体験前にあらためて手を洗ってご利用するようにお願いいたします。
その他(イベント)
また、お子様連れのファミリーの方たちに特にオススメなのが、水紀行館で開催される各種イベントです。夏の期間に開催される「マスのつかみ取り」は、エリア内の「清流公園」の中で開催される人気のイベント(※有料となります)です。
大きな池にマスを離し、手づかみで捕まえるイベントで、思ったよりも素早い「生きている魚」・・・それを手づかみで捕まえるのはなかなか難しく、小さな子供はもちろん、大の大人も夢中になってしまうこと少なくありません。
獲ったマスは会場内で焼いてもらって食べることも可能。捕まえた喜び=勝利の気分と共に味わう焼きたてのマスは格別です!
(ウイルス感染症拡大防止のため、イベントの開催や内容が変更になる場合があります)
営業時間 年中無休
※水産学習館の休館日 第4火曜日(7月~10月) / 第2、第4火曜日・祝日の場合、翌日(11月~6月)
水紀行館HP URL:群馬県最北の道の駅 水紀行館 (wind.ne.jp)
~~~日帰りのお出掛け・ランチの後に、貸切温泉はいかがですか?~~~
おススメ日帰り貸切温泉
strong>天空の湯なかや旅館
貸切専用「リラックス暗闇風呂 月の湯・星の湯」
みなかみ温泉郷湯桧曽(ゆびそ)温泉に位置する温泉旅館「天空の湯 なかや旅館」が運営。関越自動車道 水上ICより約12分で到着、国道291号線沿いにあって、とても分かりやすい場所に位置しています。
2020年11月1日完成で新しく、源泉100%の掛け流しという贅沢な造りながらまだまだ知られていない穴場的スポットです。この貸切風呂はカリスマ旅館デザイナー松葉啓氏によって設計されました。
日帰りでも貸切で利用できる「貸切専用 リラックス暗闇風呂」の『月の湯』『星の湯』・・・この二つの貸切温泉は、基本的に同じコンセプトで造られています。なので、似たような造りのお風呂が二つある、と理解してもいいかも。特にグリーンシーズンは、こちらの貸切は日帰り利用できる機会も多いかもしれませんよ♪
グリーンシーズンは、お風呂の中の窓が全開でオープンになり、自然の外気を感じながら温泉に浸かるのは「サイコーに気持ちがいい!」です。「『掛け流し』のスタイルでも、極力大き目の湯舟で」というこだわりによって、大人の人が二人入っても十分足を延ばして入れる広さが確保されています!
「世界初?」という「ベビー専用浴槽」を露天風呂の中に併設しているなかや旅館。「赤ちゃん連れ歓迎の宿」としてファミリーの方に人気の旅館ですが、新しくできた貸切風呂にもベビー専用浴槽は設置されています。この貸切風呂に付いているのは少し大きめのベビー専用浴槽。これは「双子ちゃんでも利用できるように」ということでゆったりめなスペースを確保して造られました。
もう一つこのお風呂の特徴として、浴室内に「暗闇スイッチ」を設置。スイッチを入れると浴室と脱衣場の電気が「全オフ」となり、真っ暗な空間となります。窓の外の夜空を眺めるのも良し、暗闇に身を横たえリラックスするも良し。そんな個性的な楽しみ方のできる貸切温泉です(暗闇風呂が楽しめるのは、日没後=夜の時間帯のみとなりますので、ご注意ください)。
脱衣場には赤ちゃん用のベビーベッドを設置。おむつを替えたり、着替えさせたりするのが本当に便利です。この辺の細やかさはなかや旅館の女将の発案。女将は4児の子供を育てたママだったりもするのです。
入浴後は古民家を思わせるロビーで一休み。専用の休憩スペースはありませんが、嬉しい棒アイス(※有料)なども用意されているのが嬉しいですね。
旅館が運営している入浴施設なので、どうしても宿泊のお客様のご利用が優先となります。基本的には予約制でご利用いただくスタイルを採用しておりますので、日帰りの貸切風呂ご利用をご希望の場合は、ご利用の当日に必ず事前のお問い合わせいただきますよう、お願いいたします。
利用可能時間:15:20~21:00(最終受け付けは20時)
貸切時間 上記時間内で一枠40分
料金 4000円(40分間)
定休日:不定休(貸切温泉は繁忙期にはご利用いただけない場合もございます)
連絡先:0278-72-3516
※必ずご利用の前に、お問い合わせのお電話をお願いいたします。
(詳細については、公式サイトでご確認ください)
公式サイト:温泉|【公式】天空の湯なかや旅館|群馬県水上温泉湯檜曽 (nakaya-ryokan.com)
こちらのお風呂を日帰りで貸切できるプランも登場しました!
天空の湯 なかや旅館 | プランの詳細 | 【【最大9時間滞在可能♪日帰り・新しい貸切風呂&部屋休憩でゆったり昼寝プラン】(食事なし・現金特価) (489ban.net)